英語初心者が絶対にやるべき勉強ステップ5選

はじめに

英語を学び始めようと思っても、「何から始めればいいの?」と悩んでしまう初心者の方は多いのではないでしょうか。英語学習は継続が命ですが、最初の一歩を間違えると、モチベーションが下がり途中で挫折してしまうこともあります。そこで今回は、英語初心者が最短で成果を感じるために「まずやるべき勉強ステップ」を5つ厳選してご紹介します。どれもシンプルかつ実践的で、今日からすぐに始められる内容です。英語学習をこれから始める方も、何度か挑戦して挫折した方も、ぜひこの記事を読んで効果的な学習の第一歩を踏み出してください。

ステップ1:まずは「発音記号」を覚える

英語学習の最初のステップとして意外と見落とされがちなのが、「発音記号の理解」です。中学や高校ではあまり詳しく教わりませんが、英語を正しく聞き取る・発音するうえで、発音記号の知識は非常に重要です。

例えば、「sit(座る)」と「seat(席)」は、たった一つの母音の違いですが、発音記号ではそれぞれ/ɪ/と/iː/というまったく異なる音を使っています。これを理解していないと、聞き間違い・言い間違いが頻発してしまいます。

発音記号は一見むずかしそうですが、40個程度しかないため、1週間程度で習得することが可能です。YouTubeで「IPA 発音記号」と検索すれば、ネイティブの音声付きで学べる動画もたくさんあります。

発音記号をマスターすることで、単語帳の音を見ただけで発音がわかるようになり、リスニング力も向上します。英語の「音」に対する感覚を鍛える第一歩として、非常に効果的なステップです。

ステップ2:中学英語の文法をざっくり復習

英語初心者の多くが「英語って難しい」と感じる原因のひとつが、文法の理解不足です。ですが、安心してください。実際にネイティブが日常会話で使う英文の大半は、中学英語でカバーできます。

「主語+動詞+目的語(SVO)」という基本構造を軸に、be動詞、一般動詞、助動詞、時制、疑問文など、重要な文法項目だけをざっくり復習するだけで、英語の骨組みが頭に入ります。

書店には「中学英語をひとつひとつわかりやすく。」といったやさしい解説書がたくさんありますし、アプリ「スタディサプリENGLISH」などを使えば、スマホ1台で学び直しが可能です。

難しい文法用語にとらわれすぎず、「伝えるためのルール」として実用的に学ぶのがポイント。完璧主義にならず、「7割理解でOK」という気持ちでテンポよく進めるのがコツです。

ステップ3:毎日10分の「英単語暗記ルーティン」を作る

英語は語彙力が命です。しかし、単語を一気に覚えようとしても、なかなか頭に定着しません。だからこそ、初心者は「毎日10分だけ」のルーティンを作ることが非常に効果的です。

具体的には、1日に10〜20個の英単語を「音声+例文付き」で学習し、翌日以降に軽く復習するだけでOK。アプリ「mikan」や「Anki」などを活用すれば、記憶の定着が格段にアップします。

重要なのは、「意味だけ」でなく「音」「使い方」「イメージ」とセットで覚えること。たとえば、”run”=「走る」だけでなく、「運営する」という意味もあると知れば、英文の理解力が一気に広がります。

毎日のルーティンに落とし込めば、3ヶ月で1000語程度の基礎語彙を身につけることが可能です。少しずつでも、毎日コツコツ積み重ねることが最大の成果につながります。

ステップ4:シャドーイングで「聞く」「話す」力を同時に鍛える

「リスニングが苦手」「英語が口から出てこない」という方にこそおすすめなのが、シャドーイングという学習法です。シャドーイングとは、英語音声を聞いて、そのまま真似して口に出すトレーニングです。

例えば、初心者向けの「NHKラジオ英会話」や「YouTubeの英会話チャンネル」などを使って、1日1〜2分の音声を真似して声に出すことで、英語のリズムやイントネーションが自然に身につきます。

ポイントは、「意味を理解したうえで」シャドーイングすること。そして、「完璧を求めない」こと。最初は聞き取れない部分があっても、繰り返すことで耳と口が慣れていきます。

この方法は「リスニング力」「スピーキング力」「発音力」を同時に鍛えられるため、初心者にとっては非常にコスパの高いトレーニングです。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。

ステップ5:「英語日記」でアウトプットを習慣化する

インプットばかりの学習では、いずれ伸び悩みに直面します。だからこそ、学んだ単語や文法を「使う」練習が必要です。その最適な方法が「英語日記」です。

1日1〜2文でかまいません。たとえば、「Today I went to the park. It was sunny and peaceful.」といった簡単な内容から始めましょう。辞書や翻訳アプリを使いながら、自分の言葉で英文を作ることが重要です。

英語日記を続けることで、文法の使い方や語彙の定着、さらには自己表現力も自然に身につきます。スマホのメモアプリや、紙のノート、英語日記専用アプリ(たとえば「HiNative」や「LangCorrect」)を使えば、簡単に始められます。

書いた英文は、ネイティブに添削してもらうとさらに効果的です。アウトプットを習慣にすることで、英語が「使える知識」へと変わっていきます。

まとめ

英語初心者にとって最初の一歩はとても大切です。今回ご紹介した「発音記号の習得」「中学英語の復習」「英単語ルーティン」「シャドーイング」「英語日記」の5ステップは、すべて実用的かつ継続しやすい方法ばかりです。完璧を目指すのではなく、小さなステップを積み重ねることが成功のカギとなります。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、毎日少しずつ前進すれば、確実に成果を感じられる日がやってきます。英語を学ぶことで世界が広がり、自信も生まれます。ぜひ今日から、あなたのペースで一歩を踏み出してみてください。